2月25日オープン

謎屋珈琲店とは

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こんにちは。謎屋珈琲店の郷司です。

コーヒーとミステリーを融合させた新しい形のカフェを、2015年2月25日に金沢市安江町にて創業、その4年半後の2019年8月末に、東京都文京区根津に2号店をオープンさせることができました。これも賛同、ご協力、応援してくださったみなさまのおかげです。ありがとうございます。

コーヒー、特に自家焙煎コーヒーは、業界全体としてまだまだ敷居が高いのが現状です。気難しいマスターがカウンターの向こうでコーヒーと焙煎のうんちくを傾け、ブラックでしか飲むことを許されない、そんなイメージを持った方もいらっしゃるでしょう。しかし、美味しいものは、本来は誰でもが気軽に楽しむべきものです。友達や恋人、家族と一緒はもちろんのこと、一人でも気軽に入ることができるカフェ、けれど中身は本物志向、そんな珈琲店を作っていきたいと考えています。

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「ミステリーカフェ」というコンセプトは日本初で、その商標権は謎屋珈琲店が有しています。

日本初にして唯一のミステリーカフェは、珍しいだけの珈琲店ではありません。それは二の次と言ってもいいでしょう。オンラインショップからは、日本全国から当店の自家焙煎珈琲豆のご注文をいただいています。その半数以上が、金沢観光の際に当店を訪れてくださった方々です。本当に美味しい珈琲をまずは一口飲んでいただくきっかけとしての「珍しさ」にすぎません。金沢市は、京都市に続いて日本で2位のコーヒー消費量を誇る土地柄です。地元の方が当然のように飲んでいる新鮮で高品質な珈琲を、観光客の方にも口にしていただきたい。そのためには、若い方、ご家族の方でも気軽に、そして楽しく入れるお店の存在が、どうしても必要だったのです。

サードウェーブ、サステイナビリティ、トレーサビリティ………、自家焙煎珈琲業界の動きは活発で複雑ですが、コーヒーの小難しい知識など必要ありません。お好みに応じてミルクも砂糖も入れるべきですし、コーヒーが苦手な方のために、紅茶、ジュース、アルコールも少々ですがご用意しています。自家焙煎珈琲の美味しさに気がついていただくために、苦手だと思っている方も挑戦してみてほしいという思いもあるのですが(笑) スタッフがお客様の味のお好みをお聞きし、銘柄をおすすめすることもできますので、コーヒーがよく分からないという方もお気軽にお尋ねください。

本格的なコーヒーに楽しさ、面白さの要素を加え、自家焙煎コーヒーの敷居を下げる、それこそが当店の経営理念であり、多くの人の喜びとコーヒー文化の発展につながることだと考えています。当店をきっかけにして、お客様がコーヒーの本当の美味しさに気がついていただければ、店主としてこれ以上の喜びはありません。

謎屋珈琲店 代表 郷司峰義